某月某日
[click to snapshots] えらく忙しくて、考えることもやることもいっぱいある感じ。いっぱいいっぱい。息抜きに、近所の店に食事がてら飲みに行く。そしてたら、お客さんが立て込んでいて、店主がいっぱいいっぱいだった。(ガラガラと皿を割っていた)
一段落するまで、とりあえずお預けをくって(水もでねぇぞ)、「ごめんねぇ〜」というアイコンタクトを交わしつつひたすら待って、どさっと出てきた前菜の盛り合わせは盛大な量。
久しぶりに行ったらメニューが一新されていて、どれも楽しい。自家製、というソーセージは、とても肉々しくて、ハンバーグ?と思うようなずっしりした重さ。ピザ焼きの窯で焼かれた熱いところを、ナイフで崩すように食べる。
お客さんが引けて、近所の店のシェフも飲みにやってきて、ワインを飲みながら色々話す。店のやり方、というのは本当にその店のオーナー次第で、完璧主義とか、なんでもアリとか。広げる人もいれば、決まったスタッフを固定で何年も使う人もいる。そこから、店の雰囲気ができあがっていく。店のオペレーションは、日々不断の努力だから、誤魔化せない。
「でも、結局、店っていうのはお客さんなんですよ」
「客層ってこと?」
「いやいや、店にいつもお客さんが居る、っていうこと自体が大事なんです」そういえばそうか。
Photo: "自家製ソーセージ" 2005. Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.
某月某日
[click to full size photograph] 店の中には、眠い光りがさしていて、静かな声が聞こえてくる。ずっと昔にはじめて来た。そういえばここは、彼女を連れてくるといい、と教わった店だった。
カウンターと、テーブルが数席。小さな黒板にお勧めのグラスワインが幾つか書いてある。シンプルでリーズナブルで、静かな店。この間、久しぶりによってみると休みだったが、店はまだ続いているようで、少し安心した。特にこの街では、いろんなものが、あっという間に変わってしまう。
あれからずいぶん時間がたって、僕はまだ約束を果てしていなかったことを、思い出す。また立ち寄る日まで、変わらないでいて欲しい。
Photo: Tokyo, Japan, Canon Power Shot G1 2.0-2.5/7-21(34-102)