今日の一言。
2004年 12月の一言 

某月某日
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dyson DC12
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「ダイソン。吸引力の変わらないただひとつの掃除機。」という宣伝文句が胡散臭くて、気になってはいるものの買うに買えない皆さん、こんにちは羊ページです。

確かに、怪しい。ので、買ってみました。

dyson DC12。値段的には、水掃除機みたいなああいうラインから考えるとえらい安く、普通のサイクロン掃除機と比較すると明らかに高い。yodobashi.com で頼むとなぜか2個口でやってきた。でっかい dyson とちいさい dyson。なにこれ?今ならキャンペーンかなにか知らないが、電池で動くミニ dyson がついてきた。なんとなくお得感。まあ、おまけはさておき本体から。



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パッケージは日本向けカスタム仕様なのか、綺麗な印刷で、オサレ。持ち手もついていて、白物家電と言うよりも PC か AV 機器のようだ。これを量販店から手持ちで持ち帰るのであれば、誇らしげかもしれない。箱を開けると、まず取説が目に入るようになっている、このあたりはちゃんとしている。

説明書は、カラーイラスト中心で 15ページ。印刷も綺麗で、ちゃんと日本語化されていて、これなら読む気になる。(火気のそばに置かないでください、というイラストの「火気」がどうみても暖炉なのは、イギリス生まれの所以か)パッケージには発泡スチロールは使われておらず、折りたたんだ段ボールの組み合わせで固定されている。

早速取り出しつつ組み立てる。なんというか、色使いの容赦の無さとか、外国モノっぽいなぁ。(そうなんだが)取説のイラストを見ながら部品をはめていくと、簡単にできあがる。いくつか気がついたところで言うと、いわゆる手元スイッチは、どうやら無線(?)かなにかになっているようで、本体とホースの間に電気的なコネクションは無い。ホースは可動部分だけに、有線だとまっさきに接触が悪くなってきたりするが、これは面白い。(その代わり、手元スイッチのところには電池が入っている。ドライバーを使わないと電池交換できないのはダメだ)



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電源を入れてみる。売り場ではなかなかどの程度の騒音かわからないが、サイクロンでしかも外国製品ということで懸念していた割に、印象としては意外と静か。吸引力は強い印象、排気がクリーンというのはどうか?空気清浄機の横で使ってみたが、空気汚れセンサーは作動せず。サイクロン式の排気が綺麗かどうか、というのはいろんな議論があるみたいだが、そもそも排気の勢いで埃は舞い上がるよなぁ。吸い込まれたゴミが見えるのは(最初だけだろうけど)面白い。ゴミが回るので、おおーサイクロンという感じ。なお、フィルターは dyson では定期的に洗えば良く、消耗品を一切買う必要が無いのは良い。

さて、その他、面白いのは本体の後ろのほうに付いているインジケーターとスピーカー。本体のコンディションは、IM なんかにあるようなフェイスマークが点灯するようになっている。後ろのスピーカーはどうやらモデムになっているようで、故障時は dyson のコールセンターに電話をかけて、受話器を近づけると、本体の情報をセンターに送るらしい。なんか、うまく動きそうにも思えないのだが、こういうチャレンジな仕組みを付けてしまうところが、いい。ってうか、これは本当に白物家電なんだろうか。(ユーザー登録も Web でできます)



Photo: "dyson DC12" 2004. Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.
注:どうやら、掃除機界(何それ)は、dyson 派、elecrolux 派などいろいろある模様。どの方式、っていうよりもこまめに掃除するのが大事な気はする。



某月某日
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鮨盛り
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日本人ならマグロ!とか言うわけだけど、僕は別にマグロ好きじゃない。周りでも、あんまりマグロ好きなんていないんだけど、ホントに皆好きなのかな?

大トロとか食べると、ほとんど牛肉だね、というぐらい脂がのっていて甘かったりするが、なら牛肉で良いと思ってしまう。ナマニクの方が美味いじゃん。日本人なら!みたいなステレオタイプというか、おきまりみたいなのが気に入らないから、あるいはそんなことを考えるのかもしれないが。



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でも、味とかそういうのではなくて、沢山盛り合わせて楽しいとか、そういう鮨もあっていい。そんな時には、確かに鮪があるとなんか絵になる。こういう所に来ると、メニューを指さして「ここから、ここまで」とか頼んじゃうマネジャーが居て、それどんどん盛れ、みたいな感じになる。

もう盛り合わさって出てきた瞬間に、腹一杯になるようなビジュアルショック。たいていはじっこに追いやられている、着色料丸出しの山牛蒡巻きが、実はすごく好きなのだが、そんなものにうつつを抜かしているととても完食はできない量。でも、気取らずに沢山食べる、っていうのは楽しい。これからの季節、マズイ居酒屋で変な忘年会とかするぐらいなら、鮨食って終了とかの方がいいかもね、と思う。



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で、また鮪残ってるぞ、誰か食え。(お前が食え)



Photo: "鮨盛り" 2004. Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.



某月某日
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満月
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「あー、満月」

と言われて、でも、2人は歩いていたから月は直ぐに建物の影に姿を隠した。僕の方が背が高いから、ちょっとだけ長く月が見えていた。だから、あれが満月じゃないことは分かった。でも、

「うん、そうだね」

と一瞬の間をおいて、言うぐらいの気は利いていた。

「ホントに見えたの?」



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夜が更けて、丘の上の道を歩いていると、月がまた顔を出していた。

「あ、満月じゃない」

ちょっとした嘘。少しは嬉しそうにしてもらえた、かもしれない。



Photo: "満月" 2004. Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.



某月某日
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貝の炊いたん
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超疲れたので、馴染みの店で、何かの貝を食べる。(種類は聞いたけど忘れた)

お醤油のちょい濃いめの味と、三つ葉少々。



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気合いを入れて目新しいところに食いに行くとか、そういうのも楽しいのだが、なんていうか「基地」みたいなのがあるのは嬉しい。えーと、きんぴらも下さい。今日は何?くきわかめ!(気合いが入ってきた)





Photo: "貝の炊いたん" 2004. Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.
注:くきわかめのきんぴらは、かなり旨い。



某月某日
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premini
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松茸を食べに行こう、ということでお店を予約した。普通なら松茸の季節にはもう遅いのだが、幸運にも、今年は暑かったせいで少しだけずれ込んでいるのだ。

店の前で待ち合わせのつもりが、タクシーから降りた時にはもう仲居さんが準備万端で案内に出てきており、そのまま、流れるように部屋まで通されてしまった。昔の茶室を改造した小さな部屋では、少し早めに僕が着いたその瞬間、焚かれた香が消えようとするところだった。

その日は秋にしてはやや暑いぐらいで、半分開けられた窓からは、竹林を通して首都高速のノイズが入ってくる。少し抹茶を飲んだりしながら、残りの人たちを待つ。



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やがて、面子が揃って、最初の一皿が出てくる。事前には松茸が食べたい、ぐらいしか言わずに、何が出てくるかはあえて聞かなかったので、一皿一皿がかなり楽しみ。まずは、とても上品に味付けされたずいき(サイトイモの葉柄)、山菜のような苦みを残した慈姑。料理は大変結構で、懸案の松茸も結構だった。じゃあ、その料理はこれ以上ないぐらい美味いかといえば、多分、よくよく吟味した居酒屋の当たりの料理とか、頑固オヤジのモツ焼き屋の今日のお勧めとか、そういうものの美味さとはまた違う。僕は一見だったが、にもかかわらず寛げる美味しさ、とでも言おうか。安心できる丁寧な仕事、吟味した素材の質。

むしろ僕の印象に残ったのは、そのサービスというかおもてなしだった。仲居さんを呼ぶ、ということは無くて、だってずっと居るわけで、でも殆ど(なんで殆どかは後述)邪魔にならない。皿の引き方から、酒をつぐタイミング、会話への自然な入りかた、やって欲しいことの聞き出し方と対応。もうちょっとだけ飲みたい、と言ったら、香りの良い升に並々と入った日本酒、升の上には和紙が引かれていて、こぼれないようになっている。きっと、この空間では何でも叶う、そんな気にさえなる。それらを全部ひっくるめて、美味しかったと思った。



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さて、面白いことに、出席者は皆 web 持ち。だから料理の写真が撮りたい。でも、仲居さんが居るとやっぱり恥ずかしい。ということで、仲居さんが(たとえば、皿を奥に下げる時)席を外す一瞬、皆一斉にデジカメを取り出して撮影。料理が出て、でもなぜか皆お見合い状態、一瞬目を離して戻ってくると普通に食ってるこの人達はなんだろう?と思ったかどうか、、。

それにしても、最後に出てきた巨峰とラフランスのあまりな美味しさと、それにつられて撮る前に思わず食ってしまったとある御方が面白かった。



Photo: "酢橘は種が抜いてあります" 2004. Sony Cyber-shot U, 5mm(33mm)/F2.8



某月某日
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928
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湖は凄く静かで、水辺の寒さがあった。遠くで、不吉な感じに鳥が群がっている。深くなってゆく秋が、重苦しい冷気となって体に染みこんでくる。

湖畔では無口な釣り人が、思い詰めたように釣り糸をたれていて、とりあえず湖でも見るかとここまで来たものの、何か見るべきものがあるのか、さっぱり分からない。



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湖面に、不吉な怪鳥が浮かび、時折奇妙に軋むような鳴き声を上げて、こちらに近づいてくる。って、こんな寒々しいなかで、アヒルちゃんに乗らなくてもいいのに、、。



Photo: 2003. Sagamiko, Japan, Contax RX, Carl Zeiss Distagon T* 25mm/F2.8(MM), Kodak EBX.



某月某日
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928のボンネット
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デジカメと銀塩って、感情論はさておき、どれぐらい写りが違うものなんだろう。精密に実験とかは面倒だし、できないし、知識もないので、適当にそのへんのものを撮って比べてみる。



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夕暮れの反射を撮る。雨上がりの夕焼けが、車のボンネットに反射している様子だ。焦点距離もカメラとしての構造も違うので単純に比較はできないが、水滴の位置関係を見ていただければ、ほとんど同じアングルから、続けて撮影したことが分かってもらえると思う。銀塩は CONTAX RX の MF, AE のプログラムオートで撮っている。(スキャンデータにカラーバランス等の補正はかけている)デジカメは CONATX TVS Digital で AF, AE のプログラムオート、ホワイトバランスもオート。素で撮るとこんな感じ、という写真だ。

デジタルの絵は、とても正確に車の塗色を表現した。それに対して、銀塩の方は、写り込んだ夕暮れの空を美しく表現した。デジカメの方は、ホワイトバランスの補正が入っていて、色味を同時に比較するのはフェアではあるまいが、性格の違いが目に見えるのであえて載せてみた。

928のボンネット
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銀塩の方をよく見てみる。コントラストはかなり素晴らしく、車を洗って拭き上げたときにできた拭き跡の筋が右の方に見える。色の豊かさはさすがポジフィルムで、フィルムスキャナで取り込む段階でかなり色が失われるが(ポジそのままの色を見たことが無い人は、是非見て欲しい、綺麗です)、冷めた色のデジカメに比べて格段に美しい。独特のグレインノイズ(フィルムの粒状ノイズ)もいい味になっている。余談になるが、人間の目は、このグレインノイズが無いとかえって映像をリアルに思わないらしく、映画のデジタル化の際の映像品質評価も、グレインノイズの再現性がかなり重視されているという。



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デジカメの方は、いまいちフォーカスが甘いが、液晶とあのファインダーでピント合わせも無理なので勘弁。(所詮、ちゃんとしたファインダーを使って MF できちんと合わせたものには勝てない)映り込む空はごく淡泊に描写され、これだけ見せられれば納得してしまうだろう。

銀塩とデジカメ、一概にどっちがということはできないけれど、道具として表現できるものが違うということは分かると思う。



Photo 1: 2004. Miyazaki, "928のボンネット" Contax RX, Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 35-135mm/F3.3-4.5(MM), Kodak EB-3.
Photo 2: 2004. Miyazaki, "928のボンネット" Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.
注:銀塩もデジカメも、いくらでも撮り方があるし機種もあるので、とりあえず同じメーカーのもので、同じ Vario-Sonnar で、プリセットの設定で撮ってみての比較ということで。でも、ここまで違うかなぁ、、と疑問に思ってみたり。映り込みだから、角度の問題か?でも見た目そんなに違わないし。もともと、Zeiss + Kodak はかなり「濃い」色になるので、やっぱりこんなものかなと思ったり。なかなか同じものをデジカメと銀塩で撮ったりしないので、比較としては面白いかと思います。



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