今日の一言。
2001年 1月の一言 

某月某日
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こんにちは、羊ページです。そう、5年が経ったのです。



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羊ページは、今日で 5周年を迎えた。単純に言って羊ページは、1825日間インターネット上に存在し続けている。1825日の間に、僕は学生を卒業し、幾つかの恋もし、いろいろ手に入れていろいろ失って、そしてここに居る。

振り返ると、僕自身は全然変わってしまった。そして、全然変わっていない。同じように羊ページも大きく変化し、そして変わっていない。



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最近好きで聴いている音楽は、ボサノバ。日曜日の午後なんかに、聴くともなく流していると、なんとも暖かい気分になってくる。歌手の小野リサがこんな風に言っていた。ボサノバは、何かを押しつけるのでも、主張するのでもない。でも、存在している。そして、みんなが好き。

羊ページがやろうとしていることは、本当はそんなことのような気がしている。それが、5年目の気分。



参考:さて本日の BGM は、Lisa Ono, Colecao -the collection-, 2000, MIDI Inc.(MDCL-1366) です。ベストアルバムなので、初めて買うボサノバには良いのではないかと。



某月某日
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今日交わした、友達との新年にちなんだ話題。


Mac書道について」

いいかげん、我々は時計の針を進めた方が良いと思った。



注1:Mac の歴史について詳しくない人には、全然笑えませんね。ごめんなさい。
注2:オリジナルのMac書道は 1986年発売の世界初書道ソフト。



ThinkPad 240 特集
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    最終回

初売りを前にして、冬ボーナスを使い切ってしまった寂しい皆さんこんにちは、羊ページです。



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ThinkPad 240の最近の調子はどんなものかというと、、。

1999年の 8月に購入して、1年半が経過した。この間、キーボードの破損と LCD ケーブルの断線で一回修理(無償)した以外、特に大きなトラブルはない。一日 2時間以上は猛然とキーを打っていて、家に居る時は基本的に電源は入れっぱなしという使い方の割に、へたりも無い。

しかし一つだけ、最近になって予想もしないマイナートラブルが発生した。TP240 の底部には、滑り止め用のゴム足が2ヶ所ついている。このゴム足を本体と接着している接着剤が、劣化してドロドロに溶けたのだ。本体全面を放熱用目的に使用する最近のノートPCの底部は、使用中、かなりの高温になる。これによって、合成接着剤の劣化速度が速まったと思われる。このゴム足、無くても特に困らないので、外してしまった。この部分の素材については、IBM に改善を行ってもらいたいと思う。

余談になるが、この合成接着剤というのは、最近、僕の中で割と気になっている部分だ。化学合成によって作られるこの種の素材は、経年変化に非常に弱い。最近、先輩から 10年以上前のカメラを譲り受けた。メカ部分に関して言えば、完全に動作した。しかし、随所に使われているポリウレタンの遮光材がドロドロに溶けてしまっており、修理が必要だった。そう考えると、現在我々が使っている化学製品系の道具の殆どは、あと数十年もすると、そのままでは使い物にならなくなってしまうのではないかと思う。



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さて、ThinkPad 240 シリーズは、入れ替わりの激しいPC業界の中でも息の長い製品になっている。まず、CPU とストレージを強化し、暗い液晶を改良した ThinkPad 240X が 2000年中盤にリリース。続いて、当初から ThinkPad 240 への不満として挙げられていた 2点、SVGAの狭い画面と、LAN I/F が内蔵されていない点を改良した ThinkPad 240Z がリリースされて、現行機種となっている。こうした、ユーザーの声をきちんと反映した製品作りには頭が下がる思いだ。

昔の ASCII で言うところの(今も連載しているのかもしれないけど)長期ロードテストのように、ここで ThinkPad 240 を使ってきての感想を書いておきたい。総じて言うと、特に不満が無い、というよりも、この一年半使ってきて益々気に入ってきたというのが正確な表現になると思う。キートップは、既にテカテカしてしまっているが、秀逸なストローク感は健在。ボディーの剛性は、購入当初と殆ど変わっておらず、コネクタ類も不調はない。

最近よく言われる Customer Experience の重要性。一般的には、セールスやサポートの対応の事を指しているように思われるが、製造業であれば、まずは製品を使っていく中で、製品自体の素晴らしさをユーザーが感じることが第一歩だ。その意味で、この ThinkPad という製品から得ることができる Customer Experience は素晴らしい。だから、次に買うノートPCも間違いなく ThinkPad だと個人的には思っている。

    7. 半年後の使用感

ThinkPad 240 を使い始めて半年ちょっと経った。以来羊ページは、ThinkPad 240 で更新されるようになり、僕が文章を書く上で欠かせない道具になった。さて、自信を持って「名機」と言い切れる ThinkPad 240 も、そろそろ生産中止。夏までには、後継機が出てくるようだ。

さて、これを一つの区切りにして、8ヶ月間使ってみての ThinkPad 240 の印象を改めて書いておきたい。僕の利用形態は、はっきり言ってヘビー・ユーザーなので、使用頻度の低い人に比べると ThinkPad 240 には厳しい環境であることをお断りしておく。

まず、外観上の変化点は、キーボード。キーボード表面は、梨地加工が施されているが、使用頻度の高い Enter, K, I, M, N などはツルツルになり始めている。その他の部分は、あまり変化した様子は見られない。国内国外の旅行も含めて、かなり酷い運搬条件で使ったりしているが、摩耗などによるやむおえない変化以外には、特に問題はない。本体の剛性は、もともと高いので、いまでもかなりしっかりしているが、買ったときよりは少しボディーが鳴くようになったかもしれない。暗い暗いと評判の液晶だが、僕は逆に明るいバックライトはキライなので気にならない。また、液晶にドット落ちは見られない。

次に、内部的なへたり。バッテリーで使用することは殆どないので(出張の移動のときぐらい)バッテリーはあまり劣化していない。測ってはいないが、1時間半以上は使えるはずだ。ロットによっては、ハードディスクの共鳴などの問題が出ているらしいが、僕の ThinkPad 240にはそういう症状は出ていない。また、初期不良で交換したディスプレイ・ケーブルの障害は、現在のところ再発していない。

最後に、OS との相性問題。買った当初から、Windows 2000 で使用していたが、一つだけ永らく相性の問題があった。それが、内蔵ファンが作動しない障害。手で触れないほど本体温度が上昇しても、強制廃熱ファンが動作しないのだ。しかし、この障害も、4月に日本IBM からリリースされた最新の BIOS に上げることで解決。温度変化に従って、廃熱ファンが自動的に ON/OFF されるようになった。(ThinkPad 240 システムROM アップデート・ユーティリティ V1.12 を使用してアップデート)

全体的に言って、ThinkPad 240 は見かけよりも丈夫。よく言われる2つの問題点、つまり1.ディスプレイが 800x600 と狭い 2.キーボードの配列が変則的 についても、使ってみれば僕的には気にならなくなった。後継機が、こいつを超える出来であることに期待。

    6. メモリ増設

やっと、ThinkPad のメモリを増設した。

ThinkPad 240 は、内蔵メモリを最大 192MB まで増やせるのだが、そのためには 128M の DIMM を一気に増設しなければならない。僕はメモリを一度に 2万円までしか買わないことに決めているので(このルールを守ると、メモリの値下がりによる悲しい気分がある程度緩和される)これは買えない。妥当なところで 64MBのDIMM(BUFFALO VS8-S)を買って、トータル 128MBにした。

ThinkPad を見てみると、裏側にそれっぽい蓋があったので、きっとこれを外せばサクサク増設できるのではないか、と思ったのだが、外してみたら HDD だった。騙された。やはり、キーボードの裏とかにあるわけね、、。

仕方が無いので、IBM のサイトからThinkPad 240 保守マニュアル(社外秘じゃないかと思う情報が満載。こういうものを一般に公開するというのは、結構すごい)をダウンロードして、キーボードを外すことにした。メモリ増設に必要な準備は、そんなに難しくない。本体裏側のネジを 3つ外し、キーボードをむんずと剥がすだけでよい。キーボードを外すと、右上のあたりに、メモリソケットがあり、直ぐ上に「整備マニュアルを見なさい!」という警告シールが目に入る。メモリを挿すときには、ノッチを合わせて、メモリの向きを間違えないようにして欲しい。僕の場合は、スロットとの相性がやや固めだったので、「壊れるんじゃないか?」と思うぐらいの力で押し込まなければならなかった。

で、メモリを増やしてみた感想だが、もともと枯れた使い方しかしていなので、あんまり分からなかったりする。Windows 2000 は、世間で言われるほどメモリを喰わない。まあ、ディスクアクセスは減ったと思う。タスクマネージャーで見ると、物理メモリの使用量は、60MB ちょっと。128MB どまりにしておいて正解かと。

(ちなみに、自分でこういう事をやると、無保証になってしまうので注意しましょう)

    5. 修理後の TP

さて、修理から帰ってきた ThinkPad をしばらく使っていて気がついたのは、キーボードの感触が明らかに違う、ということ。一言で言ってしまうと、悪くなった。なめらか感が減少して、ひっかかるような感触が残る。スペース・キーや、リターン・キーから指を離ししばらくたってから、「パキッ」という音とともに、キーが元の位置に戻ることもある。これは気分が悪い。まあ、普通の人がどれだけ気にするのか、というと、きっと気がつかないレベルではないかと思うが。

そうこうしているうちに、マイナー・チェンジされた ThinkPad 240 が発売されるようだ。構造的に、なにか改良されるという話しはないようなので、相変わらずキーボード周りのトラブルが出そうな雰囲気。また、前回書き忘れたが、LCD のケーブル不良では、初期不良交換(全交換)までいった人もいたので、購入したら即、開閉ストレステストを実施することをお勧めする。

その他の点では、特に問題はない。Windows 2000 で使用しているが、とても安定している。ただ、やはりメモリが 64MB だとディスクアクセスが多めになってしまう。(非実用的というほどのレベルではない)それから、修理に出す直前に U.S.版の Windows 2000 beta 専用 BIOS に入れ替えているが、こちらは、まあ特に問題はないようだ。詳細に関しては、どちらもベータ版ということで、ここでは控えさせていただく。

    4. 修理完了

そして、ThinkPad が帰ってきた。

IBM のサービスに電話をして、クーリエが来たのが翌日。その日から数えて、5営業日で修理完了。かなり迅速な対応だったと思う。修理レポートによれば、修理内容は LCD のケーブル交換、キーボード交換。(アッセンブリー交換)保障期間内なので無償修理。これだけの修理を頼むと、メーカー側の利益はほとんど吹き飛んでしまうのではないかと思う。自分で修理に出しておいてこう言うのもなんだが、コンシューマビジネスは厳しい。

液晶表示の乱れに関しては、「仕様か?」と思いつつも、いちおう言ってみたのだが、本当にケーブル不良だったようだ。キーボードは、液晶との干渉対策が施されたものに変更されている。よく言われる、スペースキーの浮き上がりだが、交換された新しいキーボードでは改善されているようだ。壊れたキーを見てみると、構造的にあまり強く無さそうだ。新しく交換されてきたキーボードで構造的な改良が行われているのか否かは分からないが、いぶんキータッチが固くなっているところを見ると、何か変更されたのかもしれない。

この大きさで、こういうものをつくるというのは、いろいろ大変な話しだから、壊れても仕方ないけどね。

    3. 壊れた

ある朝、ThinkPad を見ると、何か変だった。キーボードのあたりに違和感がある。うーん、「T」のキーが傾いている、、。無視して使っていたら、ついにポロッととれてしまった。

さんざん褒めちぎってきた、ThinkPad 240 も、「T」キーが壊れてしまえば、ただのゴミ。ローマ字入力で、Tが使えないと、「た」「ち」「つ」「て」「と」抜きで文章を書かなければならない。家では、PCを「高価なワープロ」として使うことが大半なので、これでは全く使い物にならない。

結局、IBM のサービス・センターに電話して、ピックアップ(IBM 風に言うと、クーリエ)してもらった。サービスの窓口では、240 のトラブルには慣れているらしく、いたってスムーズに受け付けられた。ちなみに、以下のような症状を報告しておいた。2週間程度かかるとのこと。

    2. 使用感

ThinkPad 240 のその後の使用感などを書いておくと、、。

全体的に言えば、買ってよかった、というのが結論。細かいところでは、もちろん改善して欲しい点も幾つかあるが、メーカーに勤める人間として言えばどれも許容範囲であり(大量生産の工業製品としては、よくやっているという意味)、よく出来ていると思う。なんにしても、素っ気無い黒一色の筐体から漂う「プロっぽさ」が ThinkPad 240 最大の売りか。

使ってみてよい点は、まず軽いこと。丁度、ThinkPad 240 を買って以来出張が多かったので、いろいろと持って行ったが、これは持ち運ぶ気になる限界の重さではないかと思う。強化プラスティックのボディーは、幾分弾力があるので、その意味では安心して荒っぽく扱える。(そういうものではないのかもしれんが)キーボードもやはり良い。返りが速いので、かなり高速に打鍵しても余裕で追従する。個体差が大きく、初期不良が多く報告されている ThinkPad 240 のキーボードだが、僕のは平気なようだ。

また、カーソルキーをちゃんと使う習慣なので、まともな位置にカーソルキーが装備されているのは嬉しい。トラックポイントは慣れるとかなり便利。キーボードから手が離れないのは快適。従来は、液晶が好きではなかったのだが、ThinkPad 240 で慣れると、やはり液晶は目が疲れなくて良い。



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不満な点をいちおう挙げておく。ただし、これらの不満点をバランスして考えたとしても、やはり ThinkPad 240 を選ぶと思う。

まず、折りたたんだときにキーボードが液晶に干渉するので、スクリーンが汚れる。これは、最近のロットでは改善されているらしいし、文句を言えば改善部品を取り付けてくれるらしいので、どんどん文句を言おう。動作音としては、HDD がうるさく、金属的なザラザラした音が耳につく。また、内蔵のヘッドホン端子は、PCMCIA カードや HDD のノイズを景気よく拾ってしまうため、音質が最低。もし、MP3 プレーヤーのような用途で使うのであれば、ThinkPad 240 はお勧めできない。それ以外のユーザーも、ヘッドホン端子の存在は忘れてしまった方が良いだろう。

トラックポイントは、注意して使っても、やはりすぐに汚れが目立つようになってしまう。鮮やかな赤いポインタが汚れると余計に汚い、いっそ黒とかにしても良いんじゃないのか。コーティングが変わったせいか、ボディー表面の指紋は目立たないが、やはり埃は目立ちやすい。埃っぽい部屋に住んでいる人は、住み替えるか毎日掃除して欲しい。

あと、IBM のロゴが3色刷りなのは、なんか嫌だ。

    1. TP240 購入

電気屋の店頭で ThinkPad 240 を目にしてから、猛烈にそいつが欲しくなった。

そして、ある朝、その衝動が高まり、「買うぜ、買うぜ、買うぜ、っていうか今日買う」という結論に至った。そういう状態になった以上、いちいち考えようと考えまいと、最終的に ThinkPad 240 を買うことは明白なので、即買いに行った。

現金で(買い物は現金に限る)22万円。さっそく持ち帰り、Windows 2000 をインストールして、使い始めた。



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ThinkPad 240 は宣伝は目立たないし、SONY VAIO のようにダントツの人気機種でもないし、特別な機能もソフトもなにも無い。しかし、実際に使っていると、とても気分のよい製品だ。あらゆる点でバランスがとれていて、細部にわたって十分に研究と改良を重ねていることが伝わってくる。使って分かる良さというのは、カタログには書けないことなのだが、この ThinkPad 240 にはそういう良さがある。衝動買いにもかかわらず、(初めて買ったノートPCであり、初めて買ったメーカー製のPCでもある)とても当たりだった。

さて、これといった特徴のない ThinkPad 240 の唯一の特徴が、フルサイズのキーボードだ。このキータッチはかなりよい。というか、最高だ。このノートPC に触ってみて、キーボードに納得しなかった人はいない。ノートPC だから仕方が無い(しかも ThinkPad 240 は B5 サイズ)、というあきらめモードで評価することなく、純粋にキーボードとして評価できるほどのものである。ノートPC を文字通り、「ノート」として使いたい人には自信をもってお勧めできる。また、ノートPC で最も問題になるポインティングデバイスだが、これは IBM が開発しているオリジナルのポインティング・デバイス TrackPoint 3 が予想以上に使いやすい。(トラックボールよりもいいかもしれない)



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ノートPC をちゃんと使ってみると(いままで、ノートPCを真剣に使ったことは無かった)、思いもよらなかった効果がある。たとえば、いくら最新の機能が満載されているとはいっても、デスクトップで行うような作業を行わせるのには、やはりノートPC は向いていない。文書を書くのにはいいが、編集作業は苦手だ。それでかえって、文章を書くという作業そのものに集中できてしまう。

あるいは、ノートPC を持つと、デスクトップにわざわざ向かうのが、ものすごくかったるい作業に思えてくる。思ったときに、さっと書ける手軽さがいい。あるいは、何か書類をじっくり読んだりするにも良さそうだ。ノートPC は、あるいは紙のようなものに近い使い方が出来ると思う。



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世間がチタンだ、スケルトンだと騒いでるときに、ThinkPad は頑なに炭素繊維強化プラスティックの黒一色。(皮肉なことに、まるで往年の PowerBook を使っているような気になってしまう)ノートは持ち歩いて使うから、持ち続けてみてどの程度手になじむのかが重要だ。手になじむ温度としては、チタンのような金属よりも、プラスチックの方がいいかもしれない。その他にも、持ち上げやすいサイドカット(対衝撃用だそうだ)、背面の滑り止めスリット、閉じやすく開け易いロックなど、ThinkPad には目立たないが心憎い仕組みが満載だ。使っている部品も、よくよく見てみると背面のコネクタに至るまで一流のものを使っている。

また、ThinkPad 240 の 1.32kg という重さは、「軽い!」というほどではないが、十分実用に耐える。日常必要なインターフェイス類とバッテリを容量を確保したまま、この重さに落とし込んだのは凄い。この ThinkPad 240 には他の ThinkPad と比べて、別に際だった特徴というようなものは無い。しかし、このノートの最大の特徴は、他の ThinkPad、あるいは他ベンダーのノートPCにはなかなか無い絶妙の「バランス」にある。ここで言う「バランス」とは、メーカーが「こうしよう」と思うことと、ユーザーの「こういうのがいい」と思うことの間の「バランス」だ。

この ThinkPad 240、重さだけではなく、値段も性能も、そういう意味では絶妙のバランスを持っている。一朝一夕にはこういうものは出来ない。しかし、現在のところ売れ行きはいまいち。Microsoft Office も入っていなければ、カワイイ色でもない、売れ売れのアイドルが宣伝していない。(リョウはアイドルじゃないよね?)まあ仕方がないかもしれないが、本当に成熟したユーザーならやっぱりこういうものを選んで欲しいと個人的には思う。(別に 240 を買えと言っているわけではないが)



注:1999年から不定期に書いた、TP240 に関する原稿をひとつにまとめた。



某月某日
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このページに書く出来事、というのは、全部終わってしまっていることだけだ。現在進行形のことは書かない、基本的に。だから、読む方だって気が楽だ。

今日は、ちょっと違う。生々しいものが読みたくない人は、これを読まない方がいい。



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年末から、正月にかけて、僕は殆ど家から出ないで過ごした。例外は、病院に行く時だけだ。少し前の「今日の一言」で書いたように、僕の祖父が今、入院している。年末の段階で、「年は越せないでしょう」と医者は言ったが、そんなことはなかった。新たな世紀が訪れた朝、彼の命も、新しい世紀の中で燃え続けていた。

それから4日。既に意識レベルはかなり低下している。希望、という言葉も、どうにも扱いようが無く、家族ができることはただ待つことだけだ。電話のベルの響きが、たまらなく嫌な数日間。

何かすることがあるわけでもなく、何か手に付くわけでもない。ケーブルテレビで鬼平犯科帳 100時間スペシャル(これは凄い)をだらだらと見て、えんえんとWebを巡る。時間が過ぎても、状況は良くはならない。

それは、おかしなことなのかもしれないが、僕はえんえんとアダルトサイトを巡っていた。人の命が終わろうとする空気の中で、僕が求めたのは生。その一番、生々しいやつだ。あるいは、今まで書かなかった、神戸の友達の結婚の話の原稿を書いた。よく書けた。

また夜が来ようとしている。



注:このコンテンツは、後日消します。多分。



某月某日
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20世紀から引き続きご愛読の皆さん、こんにちは。羊ページです。今世紀も、羊ページは続くようですよ。

朝。アルコールの霧をまとった頭で、家の近所をテクテク歩いていると、ちょっと遅い冬の太陽が昇ってくる。寝不足でカラカラに乾いた目を向けると、森の近くの野球場では、早朝練習が始まっていた。

体に染みついた夜の空気を、刺すような冷気が払い去っていく。徹夜で飲んだ時、タクシーを少し遠くで降りることにしているのは、そのせいだ。新しく一日が生まれる瞬間を見てから、寝る。綺麗な光が見られる。まあ、体には良くないけど。



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さて、正確に言えば、この文章は 2000年に書いている。そして、書きながら片手間に見ているテレビは、映画「市民ケーン」だったりする。つまり、僕が 20世紀最後にしたことは、「市民ケーン」を観ることと、ThinkPad に向かってこの原稿を書くことだったわけだ。(もしかすると、「風呂に入る」になるかもしれない。そこらへんは、予断を許さない)



注1:2001. Tokyo, Japan, contax T2, Fuji-Film, Text 2001.1.1



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