
Photo: "lotus" 2002. Kyoto, Japan, Contax RX, Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 35-135mm/F3.3-4.5(MM), Kodak EB-2, Nikon LS5000
時間は誰の味方でもない
強いて言えば、命ある者の味方だ。

Photo: "lotus" 2002. Kyoto, Japan, Contax RX, Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 35-135mm/F3.3-4.5(MM), Kodak EB-2, Nikon LS5000
時間は誰の味方でもない
強いて言えば、命ある者の味方だ。
腹が減った。何を食べる?
でも、ここは京都。どんな店に入ったらよいのか、一見さんにはよく分からない。とにかく、四条まで行ってみた。
四条通に平行に走る、錦小路の商店街をぷらぷら歩いてみる。見知らぬ土地で商店街を歩くのはとても楽しい。京都だからって、なにか特殊なお店ばかり並んでいるわけでは無いのだけれど、でもちょと変わってる。
「卵屋」がある。卵屋?卵しか売っていない。いろんな種類の鶏卵を売っている。あるいは「餅屋」がある。看板に、「餅は餅屋で」と書いてある。本当だ。
そして、錦天満宮にたどりついた。眩い提灯が一面に提がって、まるでお祭りみたいだ。そんなお宮さんが、ファーストフードチェーンと路地を挟んで相対している。それも京都。
さて、その後見つけたとびきり美味しいお店。その話はまた今度。
絵馬。いろんな想いをこめて、絵馬を書く。
人間は元来欲張りなものだから、それはそれは不遜なお願いを書きそうなものだが存外にささやか。
それだけ真剣(マジ)ということか、、。
注:ぞん‐がい【存外】‥グワイ #思いがけないこと。予想と食い違うこと。意外。案外。正法眼蔵随聞記2「―の次第なり」。「―むずかしいものだ」[株式会社岩波書店 広辞苑第五版]
じいちゃんのために、僕はへびの焼き物を買っていった。そいつは、僕と一緒にじいちゃんをさいごまで見守った。
じいちゃんが息を引き取って、そして白い灰になった時、へびも一緒に焼いた。
東寺で買ったへびの置物。
この境内でススキが揺れる様を見るたび、僕はじいちゃんと、その置物を思い出すだろう。
その日、京都はこの冬一番の冷え込みになった。
早朝、吐く息は白く、ピリッと冷えた体に、トロトロに炊かれた朝粥はなんとも美味だった。タクシーに乗り込むと、運転手は「これで、ようやく京都の 冬らしくなってきましたわ」と言った。そして「それでも、あとは氷が張らんと、ホントに京都の冬とは言えませんな」と続ける。
なるほど、寒さこそが、京都の冬。底冷えのする市街は、なんとも寒々しい。冬は、寒い。それが四季というもの。
お寺の本堂に、野良が丸まっている。カラカラと乾いた寒風が吹き抜け、庭師が松の木に正月の準備を施している。
年の瀬の風景。