Steve Jobsと僕の職業選び

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2011年10月7日 金曜日
WWDC2001

Photo: "WWDC 2001" 2001/5. San Jose, CA, CONTAX T2 Carl Zeiss T* Sonnar 2.8/38, Fuji-Film

Steve Jobsが亡くなった。

ジェフリーヤングが書いた「スティーブ・ジョブズ(1989刊)」を読まなければ、僕はコンピュータ業界(まだ、IT業界という用語はあまり聞かなかった気がする)には入らなかったと思う。

当時、Apple Japanは、とても新卒が入れるような会社では無かったから、シリコンバレー系の会社を何社か受けて、その中から今居る会社を選んだ。(キヤノン販売でバイトをした、という現実的な友人も居るが)いろいろな選択肢はあったと思うが、この道でまずは楽しく過ごしてこられたのではないかと思っている。


今、彼の遺したMac Book Airのキーボードに触れながら、紛れもない現実として出現した、未来のコンピュータプラットフォームの一端を感じている。メニューバーとウインドウというメソッドは、1984年から何も変わっていない。

喪失感、というのだろうか。

Stay hungry, stay foolish.

今や、権力欲が服を着たような、ITゴロばかりになってしまった業界の中で、テクノロジーに対する本当の情熱を、最期までキープした。マーケティングメッセージを超えた、真に素晴らしい製品を送り出した。


自分はテクノロジーをまだ信じているのか?それを人に伝える事に、まだ情熱を持っているか?そういう事をジッと考える。本当の情熱か、あるいは、ただの欲か。人はそれを良く見抜く。

写真:2001年、サンノゼ出張で路面電車に乗る、と、丁度WWDCの会場を通る。Mac OS X発表のタイミング。あっちに行きたいー、と思った。



GREEから本当に退会できなくて驚いた件

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2011年10月6日 木曜日

GREEが退会できないというのがちょっと話題になっていた。

そういえば、iPhoneアプリが登場したときに登録したのを思い出した。アプリを整理したときにアンインストールしようとしたものの、面倒すぎて放置していた。

で、噂のGREE退会ゲームに挑戦。メインメニューや設定から、退会を見つけるのは不可能。もの凄く探せば有るのかもしれないが、携帯ゲーム初心者の僕には見つけられなかった。ヘルプの退会から退会用のメニューにたどり着く。ここまでは順調。


で、退会理由を適当に選ぶ。「ゲームがつまらない」を選ぶと噂通りゲームの一覧に飛ばされるが、その下の方に、本当に退会するなら、パスワードを入れろ欄が有る。で、パスワードを入れて、退会。

「パスワードが違います。」

え?そんなハズは無い。3回やり直して、ダメ。GREE退会ゲームは噂通りの難易度だ。


念のため、MacのSafariからGREEにアクセスしてやり直す。登録メールアドレスと、パスワードでログインして、ヘルプの退会から、退会メニューに飛んで、アンケートに答えて(退会理由のリストが、iPhoneとPCサイトでは異なるのが面白い)、パスワードを入れて、退会。

「パスワードが違います。」

って、ログイン出来ているのに、パスワードが違というのはどういう意味なのか。GREE退会ゲーム、恐るべし。パスワードを求める冒険の旅が、ここから始まるのだろうか。これはどうやら、本当に退会できない、恐ろしい。

数分後、思い直して、設定メニューからパスワードを変更。変更したパスワードでログインし直して、再び退会メニューに挑戦。新しいパスワードを入れて、利用停止ボタンを押して、緊張の一瞬。無事退会出来た。ゲームクリアだ。



松濤で、ハンバーガーを食べて、タイポグラフィーに遭遇する

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2011年10月4日 火曜日
uglydoll

Photo: "uglydoll" 2011. Tokyo, Apple iPhone 3GS, F2.8/37.

人間ドックの検査結果待ちで、一時間以上時間が空いた。松濤の方に向かって歩いて見る。

DINERと書かれた看板を見て、店に入ってみる。きちんと掃除と修復をすれば、それなりにお洒落なカフェで通用しそう、でも、明るい昼間の光ではアラが目立つ、ダイナー。そのちょっと安っぽくて、ずさんな感じが、きっと渋谷っぽくて、自分が年をとったからそういう事が気になるだけなんだと、考え直す。

注文はクラシックハンバーガー。カラオケボックスで出てきそうな、編み編みのポテトフライがたまらなく残念だが、ハンバーガーは結構まとも。小指をハンバーガーのおしりに掛けながら食べると、具がずれない。なんかテレビで見た気がするので試してみる。確かに。


そのまま少し歩いて、松濤美術館まで行く。芹沢銈介展。型絵染の展示。自分は染織に興味は無いと思って居たが、屏風や暖簾に織り込まれた文様は、新しい日本語のタイポグラフィー。存外楽しい。いろはがるたを題材にした屏風絵。難しくない、民芸と芸術の間のような作品。年季の入った居酒屋の、手水場にでもかかっていたらしっくり来そう、と言ったら失礼だろうか。

時間が来て、病院に向かって歩く。開店前のショップ、ブラインドの隙間からジッとこっちを見てる赤いヤツが居るぞ。



焼きそばお粥朝食セット

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2011年10月3日 月曜日
breakfast in China

Photo: "breakfast in China" 2011. China, Ricoh GR DIGITAL III, GR LENS F1.9/28.

香港の朝食と言えば、なんとなく、そりゃお粥だろ、というイメージがあった。だいぶいまいちな(とは言っても、中華圏としてはだいぶクセの無い western style の)ホテルの朝食バイキングをやめて、今朝は外に食べに行く事にした。


そんなに早起きはできないので、朝のラッシュも過ぎた少し遅めの朝。商店が並ぶ通りを、まあ、ここらへんかとたいした当てもなく歩いてみる。なかなか繁盛している弁当屋、あまりにも敷居が高そうな超ローカルな麺物屋などはあるのだが、お粥を食べさせそうな店が無い。

これは、香港の朝食はお粥というのはただのステレオタイプだったのか?と思い始める。あるいは、朝マックのように時間帯限定のメニューだったりするのだろうか。それもあり得る。散々、裏路地の商店をのぞき込んで、「粥」的なメニューのある店を発見。お客も何人か居るし、店の人もフレンドリーっぽくて入りやすそうだ。


少しペタ付く写真付きのメニューを見る。お粥だけ、というのは何故か無くて、焼きそばらきしものがセットになっている。焼きそばとご飯とか、お好み焼きとご飯、というのは大阪国では常食されていると聞くが、お粥と焼きそばというのは、また新たな文化の幅を見る気がする。とりあえずそのセットを頼む。

でかい丼に並々のお粥と、これまたたっぷりした焼きそば。お粥は魚の出汁が利いていて、なかなか美味しい。具は、たまーにほぐれた魚の身が入っている。あと、なぜか麺の切れ端とか。多分、出汁とかが共用なのだろう。焼きそばはソース味と言えなくもない、具はもやしか何かがはいっているのだが、とにかく脂っこいのと、根底に中華風味的クセが横たわっており、とても完食は不可能。いずれにせよ、丼お粥と焼きそばは、朝食としては相当重い。

日本の外で食事をしていつも思うのが、量がたいてい多い、と言う事。ファーストフードのコーラやポテトの量もそうだし、きちんとしたレストランでスープからサラダから、順に食べていたらメインにたどり着く前に満腹だ。中華圏でもそれは同じで、残すのが許容される(気にされない)文化とは言っても、食べきるのが困難な量が常に出る。これが基準だとすると、日本人て、世界で一番小食なんじゃないか、そんな風に思ってしまう。


さて、周りを見回すと、このセットで食べている客は殆ど居ないではないか。皆、熱いチャイのようなものをメインの丼に付けて、それを啜りながら新聞なんかを見ている。よくよくメニューを吟味すると、飲み物セット、のようなものがあるみたいだ。なるほど、朝から焼きそばセットは、やっぱり無いよなぁ。

店内のテレビは何故か、ディズニーチャンネル。ミニーがフフフと笑っている。



Windows から Mac に移行する – 日本語入力

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2011年10月1日 土曜日

Mac買った。まあ、いろいろ考えたけれど、そろそろまたMacを買おうと思ったのだ。

で、15年前にMac(当時は漢字TALK 7.5)からWindows(当時は、NT4)に移行して、それ以来のデータと環境を、もう一度Macにどう移行するか。画像編集、テキストエディタ、日本語入力、、、いろいろ課題はあって、どのようにそれをMacに移行していったかをメモに残したい。やっぱりそろそろMacか?と思って居る人の参考にはなるかもしれない。


まずは日々の日本語入力。

これについては、最初から方針は決まっていた。当初Macで使い始めたATOKが、Windows上での15年分の学習を経て、手元にある。この無形の資産を移行することは必須で、Lion対応のATOKこそ僕が最初に買ったMac用のソフトウェアになった。

iPhone用のAOTKを買っていたのでAAA優待になりダウンロード版を購入。辞書などのインテグレーションは好まないので、いつも素のATOKをダウンロードで購入している。ATOKのライセンスは属人なので、家でも会社でも同じ人が使う分には1つのライセンスでまかなう事が出来る。ただ、残念ながらWindowsとMacのライセンスは別に買う必要がある。

バージョンアップのタイミングなどもあると思うが、両方のプラットフォームで使えるライセンスも出して欲しい。家ではMac、会社ではWindowsという人は、これから増えるのでは無いかと思うのだ。(気がついたら、身の回りはそんな人ばかりだ)


ちょっと困ったのが辞書の移行。単語辞書はコンバートすれば使えるが、変換候補の順序などはそこにはおそらく反映されない。そこで、ATOK Syncを使って移行をすることにした。自分の文章のクセの全てを反映したユーザー辞書をオンライン上に置くという事には、かなりの心理的抵抗があったが、その便利さにはかなわないというところか。まずWindows側でSyncしてからMacのSyncをONにすれば、数分かからずに辞書の同期が完了する。

ATOKはこれで済んだが、日本語英語のモード切替はかなり問題があった。


Macのキーボードは、JIS配列であれば日本語の切り替えキーがあるのだが、ASCII配列を選択した場合、そうしたトグル動作をするシングルキーというものが無い。つまり、WindowsのASCII配列右ALTに相当する挙動をするキーが無いのだ。

これは、KeyRemap4MacBookで解決をした。ただ、これはトグル動作を実現するものではない。右Cmdで日本語、左Cmdで英数字のモードに明示的に切り替えるというものだ。現在がどのモードかを意識せずに、明示的に入力文字種を決定できるのは、良いと言えば良いのだが、左右で使い分けるというのはどうも直ぐには馴染まない。また、これに慣れてきてしまうと、Windows機で文章を書くときにまたキーの操作が変わってしまうので、ややこしい。しかし、こればかりは今のところ慣れるしか無いようだ(良い方法があれば是非知りたい)。

というような問題はあったが、ひとまずMacでの日本語入力は快適にできるようになっている。