‘大阪・神戸・愛知’ カテゴリーのアーカイブ

奈良で鹿にTシャツを喰われる

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2012年2月26日 日曜日
Wild buck

Photo: "Wild buck" 2011. Japan, Zeiss Ikon, Carl Zeiss Biogon T* 2.8/28(ZM), Kodak 400TX.

“No reservation” は、ニューヨークのシェフが、世界各地を食べ歩く番組だ。今回は大阪。酔客に、鉄板の前で尖った鉄ぐしを使わせる、セルフのたこ焼き屋に、ホストのアメリカ人は驚いている。「もし客が怪我でもしたら、ニューヨークじゃ、訴訟ものだ!」ある文化で普通に許容される行為が、他の文化では驚くべき危険な行為に見られる事がある。

であれば、野生の鹿に観光客が食べ物を与える、しかも柵なし。観光客の中には子供も、そればかりか幼児もいる。そんな、奈良の光景は驚きだろう。たいていの牡鹿の角は落とされているが、なかにはそうでないのも居る。


僕も驚いた、犬じゃないんだし。大型犬なんかより、余程大きく、小さい馬並みの脚力がある動物を野生のまま街中に放っておくなど、世界中に例があるだろうか。さらに、そいつらにあげるための食べものを売っているという街が、世界のどこにあるというのだろう。ああ、インドの牛はそうかもしれないが。

鹿煎餅を買った段階から、ヤツらはこちらを見ていたに違いない。何も持っていないときは、プイッと遠くの方で群れているくせに、煎餅を手にしたとたんに、トコトコトコトコ寄ってくる。平日であまり観光客が居ないせいか、鹿煎餅の競争率は高い。煎餅を手にした観光客に、すぐに鹿どもが襲いかかる。手のあたりを、クイッと見つめて、一目散にやってくる。

まずは、前から頭でコンコンつついてくる。かと思えば、後ろからガブーッとTシャツを噛んで、引っ張ってくる。こっちよ、こっちよ、という感じ。煎餅を口のあたりにもっていくと、一種異様な情熱でパリパリ食べる。鹿煎餅って、いったい何が入ってるんだ??


うろうろしている鹿に、煎餅をあげる。これは、意外と、相当面白い事に気がつく。ヤツらは確かに野生で、きままに色んな所に居て、色んな所に移動している。その不確定さが、相当面白い。多勢に無勢で囲まれた時に、結構怖いのもまた、面白い。それでも、日本文化の中で育った「野生動物」らしく、そんなに凶悪には図々しくないのも、また面白い。

意外と素早い動きに、マニュアルフォーカスカメラはなかなか付いていかない。それでも、Tシャツを食われながら撮った表情は、やっぱり意外と、野生動物だね。



スーツケースと崎陽軒のシウマイ

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2004年10月30日 土曜日
Photo: 崎陽軒のシウマイ 2004. Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

Photo: "崎陽軒のシウマイ" 2004. Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

午前 2時。大阪市内のとあるホテルの一室。目の前には、30個入りの崎陽軒のシウマイが手つかずの状態で置かれている。腹はすでに一杯だ。


大阪へのお土産は、崎陽軒のシウマイと決まっている。毎回、同じ人に、同じものを、あげるのも芸がないので、今回はいつもの倍の30個入りだ。相手 は、今日はメタルのスーツケースを持っている。シウマイを入れるのに、もっとも向かない鞄があるとすれば、それはメタルのスーツケースに違いない。いい感 じだ。スーツケースにシウマイ、カッコワルイ。

打ち合わせも終わって、ちょっと遅い晩飯を食べて、ちょっと(かなり)風変わりなバーに行ってみたりする。マンションの最上階にある、バー。普通に チャイムを鳴らして入るのだ。淀川の向こうに大阪市街を眺めつつ、思いっきり、ベタベタにセレブな感じが演出されるのは、やはり関西だからか。(値段は驚 くほど安い)


夜半、大阪組と東京組は分かれて、僕たちはいい気分で今日の宿に向かう。やっぱり、夜食だろ、というところで「レゲエ飯」をつくるべくコンビニに入って思い出した。
「シウマイ!」
「あー、鞄に入れっぱなし!」

喰うのかよ。(喰ったが)


注:付け合わせはパスタになっております。



お肉が食べられないなら、お魚を食べればいいじゃない

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2004年1月21日 水曜日
Photo: 多けりゃいいってものみたい 2003. Osaka, Japan, Sony Cyber-shot U10, 5mm(33mm)/F2.8

Photo: "多けりゃいいってものみたい" 2003. Osaka, Japan, Sony Cyber-shot U10, 5mm(33mm)/F2.8

ウイルス、ウイルス。人類を暗黒時代から救い出した抗生物質も効きません。栄養をとって、早寝早起きをして、あとは神にでも祈っとけ!って、おばあちゃんの知恵袋か。で、ウイルスとプリオンは何が違うんですか。よく分かりません。


まあ、そんな高尚な話はどうでもいい。実際問題として、SARS で出張が取りやめになりそうな人がいたり、夜中の牛丼屋が閉まっていたりして困ったモノだ。ふむ。お肉が食べられないなら、お魚を食べればいいじゃない。 ということで、お鮨を食べましょう。なんと大阪で鮨を食べるのは初めてだ。(また、大阪に居るのか、俺は)現地の人に、こっちではちょっと有名、という店 に連れて行ってもらった。
「すごいですね、刷毛で醤油を塗るんですねぇ。初めてなんですよ、どうやるんですか?」
「ん?俺も初めて」
「、、。」

あと、食べ散らかしてあるのではなくて、こぼれる程ネタを乗せるというのが、この店のコンセプトなので。盛りつけが、ちょっと西海岸入ってる気がす る。(出てきた状態で、このようになっている)味は、うーん、美味しかったような気がする。新幹線の終電を逃して、怪しい資料作って、とにかく腹が減って いて、そこにでかい握りとビールっていうのは、なかなか良かった。飯としての鮨、みたいな。


なんだろう、関西の料理って、なんとなく「癖」を嫌うところがあるような気がする。美味しいんだけど、なんか、最後の一手が足りないというか、ひっ かかりが弱いというか。素材の味は生かすんだけど、とんがってる部分は均しちゃう。誤解を恐れずに言うと、「不味いかも」みたいなスレスレの部分が無い気 がする。