なんとなく、空いてそうな映画館で観れば良いかなと思っていたのだが、IMAX 3Dで観ないと全く意味が無い、という体験談が多かったので、素直にIMAX 3Dの吹き替え(3D字幕がかなり邪魔だという話もあったので)を予約した。座席はセンター、やや後方。
多くの人が指摘しているように、IMAX 3D版Avatarは、その奥行き感の自然さと、鑑賞の容易さ(軽いメガネ、明るい画面)に於いて、新しい次元のエンターテイメントを切り拓いている。GCレンダリングの自然さは、どんなに目をこらしても、どこからどこまでがCGなのか判別が付かないレベルで(スターウォーズが旧世代の映画に見える)、画面を見ながら唖然とさせられるシーンが多かった。煙、波飛沫、炎、植物など、CGが従来苦手としていた部分も全く気にならず(ただ、燃えた木の灰が飛ぶ部分は、CGっぽかった)、Avatarと人間の合成の自然さ、モーションの美しさ、木々の気配など、全てのカットに渡る破綻のない合成は、映画の形を変えたように思う。ここまでやられてしまうと、映像技術者として、かなり戦意喪失してしまう人も多いのではないだろうか。
162分は、アクション映画としては長い(アクション映画だよね??)が、丁度良いと思えるレベルで、席を立った時のふらつき感は、丁度ジェットコースターから降りたときのようだ。体が感じている3Dによる入力量は、明らかに通常の映画を超えており、ここでの体験は、映画ではない別のエンターテイメントと言っても良いように思った。
本作は、IMAX 3Dでセンター側の席を予約して観てみることをお勧めする。DVDとかだと多分、、つらい映画ではないかと、、。予約は109シネマズのサイトから、3日前の午前0時より開始。サイトは劇重になるので、注意。セッションタイムアウトが開始から10分なので、繋がっても最後まで気を抜かずにカード決済まで一気に行きましょう。
]]>GRD と GRD II は、多くの変更点はあるものの(ボディは全くの新設計)、基本的にはマイナーバージョンアップと言えなくもない範囲の変更であり、無理に買い換える必要を感じるものではなかった。しかし、GRD III は見た目こそ GRD/GRD II とほぼ同じだが、中身は完全に違うカメラと言って良い。
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初代 GRD がごく控えめで、ごく普通な第一印象だったのに対して、GRD III は最初から非常に強い印象を受けるカメラだ。初代 GRD ではマクロフォーカスの遅さや、低光量下での扱いにくさなど、カメラの弱点をカバーしつつ使わなければならない局面があった。GRD II になっていささか改良はされたが(逆光条件では GRD の方が写りが良いとも言われる)、本質的には同じ注意を要するカメラだったと言える。しかし、GRD III は、GRD / GRD II の弱点をことごとく克服し、低光量にも逆光にも強いカメラになった。
元々操作性の良かったインターフェイスは、画面の大幅なサイズアップにより一眼レフとほぼ同等のインターフェイスに進化している。そして、カメラ全体の動作速度は、最初に使った人がまず「速い!」と驚くものである。また、その変化は、インターフェイスやスペックだけではなく、画にはっきりと反映されている。先代までの良くも悪くもニュートラルな印象だった画作りは、受光素子の高感度化とレンズ F値の向上による描写力そのものの向上によって、GR 独自のの味を感じさせる印象深いものに変化している。順に、変更点を見ていく。
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まず最大の変更点は、レンズとセンサ部分だ。レンズの F値は、2.4 から 1.9 となり、リング径は大きく、繰り出しの鏡筒は 3段から 2段に変更された。コンパクトデジカメで、F1.9 というのは、驚異的な数値であり、特に使用頻度が高いと思われるノーフラッシュでの室内撮影で圧倒的に有利になる。焦点距離は 35mm フィルム換算で 28mm と変更は無い。
GRD II に比べて、倍の感度となったセンサの画素数は、増えていない。スペックベースの無意味な画素数競争に決別した点でも、評価できる。GRD は現在、幸運にも(それはフィードバックと製品改良の積み重ねの結果であるのだけれど)カタログスペックを気にすることなく、製品をつくることが可能なポジションにある。レンズとセンサの性能向上分を、感度に回すことができるようになった結果、外光での撮影であれば ISO64 という、コダクロームかというような感度で撮ってくる。普通の野外撮影であれば、ノイズリダクション処理すらかからないという、光学機器として真っ当な方法で、高い画質が実現されている。GRD で不満だった、地味なデジカメっぽい画像は、衣をはぎ取ったようにクリアで、鮮烈な画像へと変化した。画像処理エンジンの味付けではなくて、光学機器としての味が画に出ている点で、既存のコンパクトデジカメというクラスを超えた製品であると思う。
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GRD はスナップを指向したカメラであり、その動作速度は重要だ。もともと、「サクサク動く」のが特徴の GRD シリーズだが、GRD III の操作感の速さは特筆に値する。実際に触った人は皆、「速い」という印象を持つようだ。フォーカス速度、レリーズラグ、書きこみ速度、画像表示速度、サムネイル表示速度、メニューの動作。あらゆる状況に於いて、もたつく、あるいは、ラグを感じる、という瞬間が無い。また、GRD III は、レンズが大型化したにもかかわらず、起動時間は遅くなっていない。起動時間は、2台を並べてスイッチを入れてみると、GRD の方がわずかに速いように見える。
もう一つ、スナップカメラとしての重要性なポイントが静粛性だ。低光量下での GRD のフォーカス音と遅い動作は、「被写体の赤ちゃんが起きる」とまで言われた。しかし、フォーカス時の静音性、シャッター音の小ささについても、改善がめざましい。特に、マクロ時のフォーカス音は大幅に改善されており、静粛な場面でも、撮影が可能だ。
また、レリーズボタンを一気に押下した場合に、オートフォーカスを切って、あらかじめ設定されたフォーカス距離でシャッターを切るという機能(フルプレススナップ)もユニークだ。この機能が働くと、オートフォーカス動作がオミットされるため、レリーズと同時にシャッターが切れる。この機能は、言葉で感じるより、格段に気分の良い機能だ。とにかく、どんなに急なレリーズでも、何かはちゃんと撮れる、という実用性がある。
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全体的なデザインを見てみる。
デザインは GRD/GRD II を継承しており、並べてみると GRD III の方が一回り大きい印象を与える。ただし、大きさを除けば、知らない人がその形状の違いを指摘するのは難しい。まず目に付くのは、大型化したレンズ部分だ。ここは、握ったときに右手の指先にリングがやや干渉し、握り心地の変化に繋がっている。
フロントフェイスの GR のロゴは、印刷から彫刻に変更された。ここでコストダウンではなく、アップしているのは感心する。底面のゴム脚の面積は大きくなっており、スピーカー位置がグリップ後部からグリップ前部に移動されている。背面のボタン数は変更が無いが(Fn として使えるボタンが 2つに増えたが、方向キーとの兼用なので物理的な数は同じ)、液晶画面が大きくなったため、全体的に小さくなっている。ここは、トレードオフと言える。 GRD II で光沢処理に変更されたボタン類は、再びつや消し処理に戻されている。アジャストボタンは回転式からレバー式に変更された。アクセサリシューも液晶サイズの関係でやや上に移動している。デザインバランスという点では、GRD のバランスが最も完成形に近いが、今日的な性能のためのトレードオフとしては、許容できると考える。
モードダイアルは、MY セッティングが3種類追加され、シャッター優先が追加、ムービーのモードはシーンに統合されて廃止された。動画を撮る頻度があまり無いことを考えると、この変更は良いものだと思う。また、こうした取捨選択は、GRD が指向するユーザ像、あるいは、使い方というものの方向性を明確に示している。
バッテリ蓋を開けたときに、バッテリが飛び出さないストッパが付いているのは GRD II と同じ。使用するバッテリ形状はそのままで充電器も同じ、単 4電池が使えるギミックも変わらない。バッテリは GRD シリーズ共通で使えるが、容量が少し大きくなっている。よく見ると、本体の消費電力が 1.9W から 1.7W に下がっているというのは凄い。
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このカメラの液晶は大きい。カメラ背面部のデザインバランスを危うくしているのは、実にこの大型液晶だ。液晶サイズの関係で、操作ボタンはやや右によることになり、アクセサリシューの位置も、上方に移動した。この部分では、トレードオフが発生している。しかし、大型液晶のメリットは非常に大きい。ディスプレイは、一見してはっきりと綺麗と分かるレベルであり、ピントや色味の確認をしながら画を作ってくことが、このレベルの液晶であれば可能だ。
GRD III を見て誰もが口にするのが、この背面液晶の美しさ。これは、GRD と比較した場合、際立っている。外光下でも問題の無い明るい液晶で、通常のデジカメの倍の解像度の高精細パネルを使用し、更にsRGB 色域をカバーする発色。下手なディスプレイで見るよりも美しく撮影データを見ることが出来る。GRD III を思わず買ってしまう人の中には、この画面で撮影データを見てしまったから、という人も多そうだ。
ただ美しいだけでなく、この広い画面を生かしたインターフェイスの設計が至る所に見られるのも感心する。圧巻なのは、縦横に 9列計 81枚の画像をサムネイルする画面だ。また、再生画面を切り替えていくと、ヒストグラムと撮影時の設定状況を全て表示させる画面が表示される。どのようなセッティングでどのような結果が出るのかを詰めて行きやすい。というか、ここまで出来るのであれば、詰めてみたい、と思わせるインターフェイスだ。
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その他のインターフェイス機能を見てみる。
元々、GRD の操作感というのは、かなりキビキビしたものであり、そこに遅いという不満を抱いたことは無かった。GRD III は、先代までの操作感覚を完全に凌駕している。1つには、液晶画面のサイズが大きくなったことにより、表示できる情報量が増加したことを上手に利用している。GRD に比べると、メニュー体系は大幅に変わっており、また、機能自体も格段に増えている。大画面を利用したインターフェイスは、デジタル一眼レフに近い操作感覚をもたらしている。
個人的に嬉しかったのが、「メニューカーソル位置保持」の機能だ。設定画面から撮影画面に遷移する場合、どのような操作形態を取るかは、設計者のセンスにかかっている。一般的なのは、設定画面上での操作は、それが継続している限りは設定画面から抜けることは無く、レリーズボタンの半押しやタイムアウトで設定画面から抜ける方法だ。この方法であれば、設定と撮影のコンテキストが容易に切り替えられる。GRD のインターフェイスは違っていて、設定画面で何かの設定を確定すると、そこで設定画面から抜けてしまう。設定変更して撮影という動きを妨げないという設計思想だと思うが、あまり一般的ではないし、特に設定を複数箇所変更したい場合や、設定の結果を見て ON/OFF を繰り返す場合などには、かなりストレスを感じる。今回の機能追加で、設定画面から毎回抜けるという動作は変わらないものの、メニュー位置から選び直すということをする必要は無くなった。
意外なところでは、インターフェイスの英語機能が良い。言語を英語に変更すると、アルファベットだけでなく数字のフォントまで、専用のものに切り替わる。フォントメーカーでもあるリコーらしく、可読性が高く、美しいプロポーションのフォントだ。
なお、内蔵フラッシュは、GRD II から引き継いだデザイン。側面のポップアップ用スイッチで、明示的にポップアップさせない限り、発光することは無い。Contax T2 が絞りリングでの明示的なフラッシュ発光指示を要求したのと同じロジックだ。
不満に思っていた付属ソフトウェアも今回、専用のものに変更されている。CR-ROM のラベルが、ちゃんと GRD 用に黒で印刷されているのも、デザイン上の拘りか。
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今回の GRD III については、ほぼ手放しで評価しているように思われるかもしれないが、実際その通りだ。変えるべき点と、変えてはいけない点の取捨選択が実に見事であり、結果として完成したカメラは、GRD の系譜の中で操作性・画質共に文句なく最高峰の製品となった。更に、これだけの内容の向上を見ながらも、先代、先々代からの実売価格がほぼ変わらない点も評価できる。箱の印刷や、USB ケーブルの細かい変更で、コストも削るところはきちんと削っていると思われる。
従来の GRD は、明らかに弱い撮影状況というものが存在しており、注釈付きで、あるいは分かっている人には勧められるデジカメだった。しかし、III になって、どのような状況でもコンパクトデジカメとして出色の品質での撮影が可能となった。万人に勧められる高い性能を持ったカメラだと言うことができる。

やっぱりGRDIGTALなんだよ
進化している!!
黒い羊の皮を被った狼!!??
進化したGR DIGITAL
そしてもう一度 ThinkPad を買った。現行モデル X200 ではなくて、一つ前の X61。使わないメニューキーと Windowsキーが追加された。こんなキーを使っている人を見たことが無いのだが(正確に言うと人生の中で 2人ぐらい居るが)、誰がこんな邪魔なものを標準にしようとしたのだろうか。お陰で、右のALTキーは限りなく小さくなった。キーボードは保守部品を取り寄せて、早速 ASCII 配列に換装する。(一時期、JISに慣れようと努力はしたが、やはりダメだった)
打ち慣れたNMB製ASCII配列キーボードの保守部品はもう手に入らないので、Chicony製で妥協した。それでも、横長液晶「ではない」最後のB5 ThinkPadは、その日からちゃんと使えて手に馴染む。僕自身も仕事でやむを得ず使ってはいるが、ワイド画面のB5ノートって、小さいモニタに無理矢理高精細な表示で、ドMじゃないと使えないと思うのだが、どうだろう。
僕の買った個体は流通在庫かなにかだったのだろう、パームレストには Vista のシールが貼ってあったが嬉しいことに実際には XPがインストールされていて、フラグシップモデルにもかかわらず、価格は定価の半値以下だった。Core 2 Duo 2.5GHzで動くXPはとても速い。SSDでも何でもない、SATAのディスクだが容量は250GBもある。2.5インチドライブなので動作は速い、1.8インチドライブの遅さにはうんざりするが、枯れに枯れた2.5インチの大容量ドライブって、本当に速い。
なんか、目新しいものを買ったという気が全くしないというか、事実、2008年発売のモデルなのでまるで新しくないのだが、マシン個体としては新品でまっさらなのであって、なんだか微妙にタイムスリップしたような気分になる。何も最新ではないので、かえって全てのコンポーネントに余裕がある感じ。コンピュータもそろそろ、そういう成熟みたいなものを選ぶユーザーが増えれば良いのにと思う。
そう言えば、別に期待していなかった11n対応だが、アクセスポイントも一緒に壊れてしまったので、ルータごと買い換えて早速便利に使っている。それで気がついたのは、11aを使っているヘンタイが近所にいること。ある意味、凄い。
そして、意を決してα900を注文してみた。合計金額はけっこうな数字で、注文ボタンを前に数分凍り付いた。それにしてもデジタル一眼を買う日が来るとは、しかもミノルタAマウントか。
この一年、フィルム価格と現像料金の高騰で、銀塩はどんどん辛くなってきたのは確かだ。が、それ以上にデジタル一眼でようやくフルサイズセンサが手の届く値段になってきたことが大きい。今、趣味の機材としての範囲で買えるデジタル一眼としては、Canon D5 mk II, Nikon D700, Sony α900の3機種があるわけだが、僕にとっては Carl Zeiss Planar 85mmが純正で使えることが最優先であって、そうなるともうα900一択となる。
正直、Nikon D3のジウジアーロデザインと、シャッター音には惹かれるものがあったけれど、ボディーで撮るわけでもないし。(趣味で買うには高すぎる)また、ファインダーの明るさと、デジカメのコンテキストに即した操作系の明快さ(僕は元々はNikonユーザだが)は、αの方が現代的であり、優秀だと感じだことも確かだ。ファインダーがよいので、ライブビューは無い、というのも面白い。
さて、α900はこの状況の中でも結構売れているようで、ショップの方からは在庫切れなのでメーカーの窓口が開くまで納期は待って欲しいと言われた。年末、逡巡の末オーダーした人も多かったのだろう。Planar 85mmの方は発売から時間も経っているせいか、普通に在庫はあって、T*コーティングとはいえ、やみくもに高価なMCプロテクタと一緒に買っておいた。CFカードは無難にLexarの8GB x300。松がとれる頃には届くだろうか。
ま、結局、年末、αを借りてバシバシとってみて、結構よかった。それで買ってしまったというのはあるが、、。
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I.G.づいているので、スカイ・クロラも観てみた。新宿某所の前回と同じ映画館の最終。結構空いているし(それでは困るわけだが)、椅子もいいし。この日は、売店の人の生ビールのつぎ方がちょっと無いぐらいうまかった。
正直、まったく期待していなかった。が、名作だと思った。それが、スカイ・クロラへの感想。
確かに、押井映画ではある。犬も、トラムも、アンバーのCGIも、出てくる。宮崎映画に対抗したような、凝った空戦シーンがこれでもかと出てくる。でも、趣味の映画に終わってはいない。脚本がセカチューの人だったり、俳優・女優が声を当てていたり、ちょっといつもと違う。水と油の要素が、沢山投入されている。
そういう違う方向へのベクトルがうまく働いて、引っ張り合って、なんか広がっている気がする。結果としてとてもバランスの良い映画になっている。2時間を超える映画で、長いな、と思うのだが、台詞やカットに無駄はない。(最後のカットはいらないと思うが、、)
商業的にどうか?というと、これはちょっと難しいかなとは思うし、あのCM を見て、本当に映画館に足を運びたくなるのかは疑問だ(僕はならなかったと思う)。でも、もうちょっと評価されても良い映画なんじゃないかと思うのだ。あのキャラクターの顔が嫌い、っていう人がおおいけど、すぐ慣れるよ。
追伸:雲の描写が良くできてる。それを見に行くのでもいいと思う。
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無理矢理仕事を切り上げて、19:00からの回に間に合わせた。
オリジナルはかなり観ているので、その違いを気にしながら観てみる。パンフレットが公開当時のものと、2.0のハイブリッド版になっていて、記念品の類は買わないというポリシーに反して購入してしまった。
東京での上映は新宿ミラノ座の1館のみ。仕事で来たことはあったけれど、中にまで入るのは初めて。外観は結構年期が入っていたが、中のシートやスクリーンは新しくされおり、通路も広くて申し分ない。最初客の入りは少なくて、単館上映でも厳しいものだとおもったけれど、開演直前までにかなり席は埋まった。アニメーションだが、子供の姿は無く、スーツ姿の人、あるいはデザイン系げな私服の人など、客層はちょっと変わっていた。
全体としては、吹き替えは2.0がかなり良い。特に、人形遣いのキャスティングが変わって(クロトワの人→クシャナの人)、台詞の奥に茫洋とした恐怖、のようなものがより感じられるようになった。清掃局員は千葉さんの方が違和感が無い。他は、1.0と同じキャストの人が多く、違ったアレンジで楽しめる。
全てCGでリメイクされているシーンは、そんなには無い。(気がついていないのかもしれないが)当該のシーンは、やはりかなり違和感がある所も多い。冒頭のビルからのダイブのシーン(攻殻で一番有名なシーン)や、フローターで海面に浮き上がるシーンは、やはり前後のセルアニメーションからは浮いてしまっている。逆に好印象を持ったCGシーンもある。ラストの都市を見下ろすカットは、2.0がより元のイメージに近いし、メッセージがクリアになった。
セルとCGのブレンド、という点では、イノセンスほどの完成度ではないが(描き直しではないのだからそうだろう)、オプティカル系の新しい処理(信号機、フロントガラスへの街灯の反射、赤色灯など)や、窓ガラスの水滴処理などはうまく融け込んでいて、きちんと2.0になっている。
その他、台詞も、筋も、音楽も(新録が入っていると思うが)13年前と殆ど変わるところは無い。そのメッセージ性も同じだが、あるいはより明確になったかもしれない。技術の進歩の果てに訪れるであろう未来に対する希望と絶望、その両端で揺れていた13年前のオリジナル。
2.0もまた、同じ場所で揺れている映画だが、その希望にも、絶望にも、地に足が付いた。ネットもまた、人間がつくり出す以上、その限界はあり、制約はあるのだという、そういう確信が、あるいはこの映画をCG処理の進歩以上に変えたのかも知れない。
逆に言うと、外食で栄養が偏っているから、というようなことで、たまの自宅での食事でフライトとかステーキとかガツガツ食うな、ということになる。そのなかで、「これは食って良し」という指定になっているのが発芽玄米だ。それも、ご飯に玄米を混ぜる、とかではなくて、発芽玄米だけを食え、という、極右マクロバイオティックである。
なんで、こういうことを書くかというと、友人が体重増加に悩んでいるらしいという情報が入ったためだ。筋トレ、ジョギング、ヨガ、怪しいDVD、ならまだしも、トランポリンで跳ね始めたということなので、そこまで追い詰められているのであれば、なんらかの方策を考えなければなるまい。ということで、今日は発芽玄米の作り方。
■その1
まず、楽天で無農薬有機玄米を買います。まぁ、楽天じゃなくてもいいけど、楽だし、探せば結構手頃な値段で売っているので。農薬なんて気にしない、という人も居るかもしれないが、発芽玄米は文字通り玄米ごと炊いて食べるので、どれだけ意味があるかは知らないが無農薬にしとくべき。玄米が届いたら、最後の白米のご飯を炊いて別れを惜しみます。
■その2
では作成しましょう。炊いた発芽玄米は冷凍保存にも強いので、まとめ炊きがオススメ。炊飯器は最新式でフラグシップであれば、特に拘る必要はありません。なんか10万円ぐらいする炭素削りだし内釜とかだと最高ですね。俺は買わんが。まあ、鍋でも飯盒でも、なんでも米が炊けそうなデバイスを用意して下さい。まず、玄米を炊飯器の炊飯限界量まで入れ、水で軽く洗います。(研ぐ必要はない)そして、たっぷりの水を張ってゆるくラップし、そのまま1日放置します。(夏場は1日、冬場はもっとかかる場合もある。植物なので、気温次第)
■その3
1日ほったらかしておくと、甘い匂いがして、細かな気泡が上がってくるはずです。この甘い匂いが、なんとなく「腐ってるんじゃないのか?」という危惧を抱かせる匂いですが、発芽の際には匂いが出るものらしいので、気にしないようにします。米粒をよーく観察すると、胚のところが小さな角のように飛び出ているのが分かるはずです。これが、芽です。手でかき回してみて、7割ぐらい芽が出ているようであれば、OK。水を捨てて、良く洗います。(研ぐのではなく)
■その4
炊飯器にセットして、水は心持ち多め、炊飯器の米種に発芽玄米を指定し(なかったら買い換える、あきらめる、普通のモードで試してみる等々)普通に炊きあげます。
■その5
炊きあがった発芽玄米は、いつも食べているご飯の量よりも少なめによそります。食べてみるとわかりますが、発芽玄米100%のご飯は、きちんと噛まないと飲み込めないし、相当腹にたまります。残った分は、即ラップしてあら熱を取り、冷凍しましょう。この時の冷凍一人前は普通のご飯よりもやはり少なめが良いです。150gとかで分けてしまうとかなり腹一杯なので、130g程度で十分。ちなみに、サトウのご飯は一人前が200g入ってます。
■注意点
発芽玄米は明らかに合わない料理、というのがあります。炒飯なんかはもう、作る気がおきません。その代わり、ゆかりをかけたり、刻んだ大葉やゴマを混ぜ込んだりするとかなり合います。
発芽玄米の作り方には諸説あるのですが(もっと超面倒なやり方もある)、毎日続けるとなると面倒なやりかたは無理なので、試行錯誤の末にたどり着いた一番楽なやり方を掲載しました。芽は出てるし、まあ、これでもいいんじゃないかということで。
発芽させた状態で乾燥させた、発芽玄米が商品として売られていますが、えらい値段も高いし、自分でつくるのよりは新鮮さに劣りますから、自作してみることをオススメします。
人は所詮、口に入れたものだけで出来ている。だから、健康にしても、ダイエットにしても、美容にしても、何を食うか、に最も左右される。発芽玄米は文字通り、発芽する瞬間の植物を食べることになるので、炭水化物としての米だけではなくて、かなり色々な栄養をとれる。だから、食べていてあまり量を必要としない。おかずは漬け物だけ、というような地味めしでも、ちゃんとした食事になる。食べてみると、結構抵抗なく食べられてしまうと思うし、一度習慣になると、なんとなく普通のご飯だと落ち着かない感じになる。
んで、これが本当にダイエットになるのか?というとよく分からないが、口に入れるものを考えてみる、ということ、それも主食を変える、というのは、結構効果的な試みだと思う。
ちなみに、僕の場合、平日の昼夜がほぼ外食で週末は地味めし、という生活パターンだが、体重・体脂肪率は増えてない。(むしろ、なんとなく減ってる)
1300℃という温度に耐え、燃え尽きない唯一の金属がタングステン。電球の発明から 130年を経た今でも、その基本的な構造と原理は変わっていないそうだ。ちなみに、電球って凄く単純なように見えるのだけれど、アレを大量生産でつくらないとなると、1個で数千円は下らないものになるらしい。
部屋に新しく照明を買って(安かった)、中身を最初は電球色のボール蛍光灯にしたのだけれど、やっぱり明るすぎるので、結局20Wの電球を買ってきた。古風なボール紙に包まれた電球は、えらく安い値段だった。
国によっては、効率の悪い電球を規制しようというところもあるらしい。当たり前のことが、凄い速度で、当たり前でなくなっていく。そういう世の中の流れか。
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なので、冷蔵庫はamadanaにOEMで「中身を」供給している三菱のを買ったりしている。外見はちょっと違うけど、まあ、だいたいamadanaだし、値段は半分だ。
オシャレなんだから割高い部分も含めてのステータスなのだろうが、オシャレ家電のエリアはいまいち偏っている気がする。コーヒーメーカーとか、コーヒーメーカーとか、トースターとかトースターとか。トースターって日常で使うか?
あんまり実用的じゃないというか、無ければ無いで困らないもの(コーヒーメーカーは必要な人には必要なのかも知れないが)が多い。いざ、電子レンジとか、冷蔵庫とかで探そうとすると、選択肢がない上にどれもやけに高かったり、機能があまりにも欠落していたりする。
デザインって、お金がある企業なら出来るってわけでもないのが面白い(Microsoftを見よ!)のだけれど、いったいどんな内装の家に置いたらマッチするのか、さっぱり分からない変なデザインの白物家電達をつくっている大手電機メーカーの方々には、もう少し頑張って欲しいと思う。
それも、「プレミアム」な値段を付けるんじゃなくて、普通の値段で。限られた層に売るサブのラインじゃなくて、メインストリームで。もう、時代はデザインが良いから高い、っていうフェーズじゃないと思うのだ。確か、インダストリアルデザイナーの秋田さんもそんなことを書いていた(か言っていた)ように思う。
そうして、良いデザインの愛着の持てるものを、長く使いましょう。
それにしても、本当に僕が探しているのは、オシャレなお風呂掃除靴なのだが。選択肢が水色(もしくはピンク色)の変なプラスチック製のミニ長靴みたいなのしか無くないか??
日本が世界に誇る発明品、ウォシュレット。
一旦これに慣れてしまったら、もう後戻りは出来ない。だから、引っ越してウォシュレットがなくなってしまったことは、僕にとって少なからぬショックであり、苛立ちであった。ウォシュレットの無い生活とは、なんと非文明的・非文化的・非人間的であろうか。
ある日、ヨドバシカメラをうろうろしていると、あまり行かない水回り生活家電コーナーのウォシュレット売り場で、「ウォシュレットタイムセール」が実施されていた。そんなものがタイムセールの対象になることに驚いたが、タイムセールにも関わらず人っ子一人いない売り場にも驚いた。
なるほど、ウォシュレットというのは家電部品として考えると、思ったよりも高くない。かなりハイエンドなものを買っても、5-6万なのだ。風水のなかで重要とされる水場を司るトイレ、ここに投資せずどこに投資しろというのか。ウォシュレットタイムセールという千載一遇のこの機会を逃す手があろうか。
ということで、急遽ウォシュレットの購入を決意した。いつもであれば、入念な下調べをするところだが、何も分かっていないので店員のアドバイスを聞くことにする。店員の解説に寄れば、ウォシュレットは温水の生成方式で2種類に分けられる。曰く、タンクに温水を溜める方式と、瞬間沸騰方式である。もちろん、瞬間沸騰方式の方が高級。
迷わず、高級な方にする。そうすると、今度はグレードが幾つかある。最上位は「暖房機能」と「蓋自動開閉機能」が付いたものだ。男性の方であれば、誰しもがあの自動開閉蓋便器を前に、「今もし勝手に蓋が閉まったらどうしよう?」という恐怖を抱いたことがあるのではないだろうか。ということで、それは却下。上から二番目のグレードにする。メーカーは便器に併せてTOTO、無難な選択だ。
しかし、ここで店員はとんでもないことを聞いてきた。「ところでお色は?」
お色?便器にお色があるのか?聞けば、なんやかんやで5色もあるらしい。皆さんは自宅の便器のお色が一体何色なのかご存じだろうか。僕はそんなことは知らなかった。ピンクやブルーは無いとして、ホワイトなのかベージュなのか、まったく自信が無い。「だいたいはベージュです」という店員の言葉を信じて(一応違ったら発送を一旦とめる交渉はした)注文。トイレットペーパーホルダーのマウントを利用してリモコンを固定するプレート(日本の家電は本当にこういう部分は良くできている)も購入。
さて、工事の手続きはと思ったらまたとんでもないことを言う。「ご自分でもできますよ」
家電品ならわかるし、家具もたいていは自分で組み立てるが、ウォシュレットでそんなことは可能なのか。だって水回りだし。でも、「自分でやらないと、退去の時に外せなくなりますよ」というもっともな説得をされて自分で付けることにしたのだった。
翌日、モノが届く。でかい。色はちゃんと合っている。アイボリーだ。
マニュアルみると、一応自力で設置工事をするための手順が細かく載っている。まずは、水道の元栓を閉めるところからスタート。水回りの工事はやったことが無いので、結構緊張する。
手順は大まかに言えば、既存の便座を外して新しいものを取り付け、タンクに繋がる水道管をばらしてスプレー用に分岐し、壁にリモコンを取り付ける、という感じ。作業中は便器を抱くように作業しないといけない場合もあるので、まずはトイレ掃除から入った方が良いと思われる。
便座を取り外すための工具などは、一応キットの中に入っているが、それでも、モンキースパナの径が合わなくて途中でホームセンターに買いに行った。ようは、この工事は一旦始めてしまうと完成か死かという状況に追い込まれるので、道具が揃っているか、きちんとトイレを済ませたか、をよくよく確認して取りかかった方が良い。
作業自体は、難しくない。今度また取り付けろと言われたら、小一時間もあればできるだろう。しかし、ようは慣れなのであって、普通ウォシュレットの取り付けに慣れている人というのはそうは居ない。だから、いちいち確認しながら、作業を進めるので、結構時間がかかる。それに配水管の取り付けを間違えれば、トイレ水浸しという最悪の結果を招くだけに、かなりビビリながらの作業になる。まあ、一回やればトイレの構造にやたらに詳しくなれるので、かなり貴重な経験にはなると思う。便座って、こういう風にマウントされているのか、とか、知らないなら知らないでつつがなく一生を終えてしまいそうな知識。
さて、試行錯誤しながらようやく試運転にこぎつける。まずはリモコンに時刻を設定(毎日の時間帯毎の利用状況を学習して便座の保温状態をコントロールするらしい、単に時計としても便利だ)。着座センサーも作動するし、スプレーノズルも動く。いよいよ通水試験。んが、水が出ない。手順を繰り返しても、水が出てこない。それ以外は完璧なのだが。この時ほど、「取り付け方解説ビデオ」が付いたINAXにすれば良かったと思ったことはない。しかし、ここはエンジニアらしく冷静にどこまで水が来ているかを順にチェックする。結論から言えば、タンクから分岐した水をフィルタ部分(ウォシュレットにはフィルタが内蔵されているのだ)に送るジョイントが奥までささっていなかったのが原因だった。やり直して、見事動作。素晴らしい。
後片付けをして、だいたい半日仕事。業者に頼むと5,000円ぐらいとのことで、そっちの方がいいじゃないかという声もあるが、まあ、日ごろは得られない知識と経験なのでやってみるのもいいかもしれない。なにより、トイレだって自分で改造可能、ということが分かったのは大きいな。
]]>さて、東芝のHDDレコーダはディスクが結構壊れるという話を聞くが、うちのRD-X5も半年ほど前にディスクを認識しなくなった。その時は、試しに箱を開けてケーブルのゆるみを直したら復活した。
それから半年、録画中に突然予期せぬエラーを発生させて、フリーズするようになってしまった。RD-X5は電源ボタン長押しで、強制電源OFF可能だが、オペレーション中にこの操作をするとその時の録画内容は飛んでしまう。(U2ライブが飛んだ)どうも、片側のHDDが読み出し不能になっている模様。録画予約の詳細データもHDDに持つので、DVDに録画するという逃げ道もない。
これは本格的に修理を呼ぶか、HDDをバルクのものに換装するか、買い直すか、と思ったがとりあえず色々検索してみると、HDD不良よりもケーブル不良の発生頻度が多いという話が出てきた。HDDから異音はしていないし、スピンアップもしているように聞こえる。これはやはり、ケーブル?
背面のケーブルの山をまずは、デジカメで撮っておいて(これは本当にやっておいた方がよいと思う、普通RD-X系を使っているような人は、山ほど色々なモノをつないでいるはずなので)、一旦全部外す。蓋は背面3点、側面4点のネジを外し、後方上に引っ張ると外れる。なかを見てみると、HDDのコネクタあたりが、確かに怪しい。HDDのコネクタは本体正面に向いているので、フロントパネルを外さないとアクセスできない。フロントパネルは底面2カ所のネジをはずし、4つの爪を外すととりはずせる(ケーブルが生えているので、強引に引きはがさないこと)。
そうしてみると、正面向かって右側のHDDに接続されているリボンケーブル(普通のパラレルATAからコネクタを介して、細いリボンケーブルに変換している)が、かなり嫌な角度で曲げられ、かつ、コネクタのハンダの部分に強く接触している(被覆に跡が付いていた)ことが分かる。これって、設計に問題があるのでは?という感じ。その嫌な部分のテンションをとり、ハンダに接触しないように取り回しを調整してやる。
あとは、両側のHDDのコネクタを一旦はずして、再度つけ直した。(HDDとパラレルATA変換コネクタの部分。リボンケーブルの圧着コネクタ部分は今回は触らなかった)これでどうかな?と思って起動してみると、ちゃんと動いた。やはり、ケーブルだった模様。色々事情はあるのだろうが、ちょっとHDDのマウントとケーブルの取り回しが強引だなぁ、という気がする中身だった。
※似たような症状で困っているRDユーザーは多いと思うのでメモとして書いてみた。当然、このような処置をすると保証外になってしまうので、注意して下さい。
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今日は疲れたから有給にしたの。これといった材料が無いので、夕食は「結婚できない男定食」にしたわ。
「結婚できない男定食」は、ドラマで阿部寛がつくっていた晩飯よ。
料理と言うよりは、ただのステーキよ。
阿部寛はアイランドキッチンででかいステーキを焼くの。
そして、一人でもりもり食べるのよ、パーティーの誘いを断ってね。
うちは、もちろんアイランドキッチンじゃないわ。
それにステーキは豪州産よ。ジャストプライスステーキっていう、いかにも不味そうな肉よ。
冷凍しておいた肉を焼いたら、焼き加減に失敗したわ。はじっこが草履みたいな食感になったわ。
サラダを作るのがめんどくさくなったので、切ったグダグダ野菜達を端っこに積み上げてみたわ。
奥でグダグダになっているのはアボガドよ。
最近かなりお気に入りなの。でも、丸一個は、飽きるわ。
切り刻んだトマトの下は、大葉のカタマリよ。
3束 100円なので思わず買ってしまったけど、そんなに沢山何に使うのかしら。余るわ。
このブログがあまりにも面白いので、今日は同じ文体で書いてみたわ。
ズボラ主婦の適当料理
千鳥ヶ淵で桜を撮っての帰り道、ついでに靖国神社の屋台でも冷やかしていこうかと思ったが、まだ開店準備中だった。よく見ると、毎年同じ所に同じ店が出ていて、そういうのもちゃんと決まっているわけだ。
境内の駐車場への入り口にこんな看板。確かに、宴会の真っ最中の祭り中に街宣車が乗り入れるのはマズイよね。、、それ以外の期間は良いって事なのか?
セイコーインスツルメンツ SR-G10000。この電子辞書を見せると、たいていの人は感心する。質感も、検索速度も、辞書の内容も申し分ないからだ。しかし、これは高いんですよ、という前置きをしても、まさか定価 9万円とは思わないようだ。僕も、ヨドバシの売り場で何気なく触って、これはいいなと思い、後で web で値段を調べて、かなり引いた。やりすぎだ。
この電子辞書の最大の特徴は、価格である。いくらなんでも、たかが電子辞書で、9万円はないだろ。この手の製品を作るのは日本メーカしかありえないことを考えると、多分、世界で一番高い。9万円あれば、ノートPCが買える。まあ、そのとんでもない価格を無視すれば(そして、英語を使う人にとって、無視する価値はある)この電子辞書は、文句なく英語専用電子辞書としては最強だ。そして、最強なものは大好きなので、買ってみた。
さて、この製品は僕が買った電子辞書としては3台目にあたる。以前使っていた sony の電子辞書は、とにかく小さいものを探して買ったのだが、あまりにも検索速度が遅く、小さな画面もイライラするぐらい見にくいので、結局使い物にならなかった。で、この全く逆のコンセプトを持つSR-G10000 を使ってみての結論は、多少でかくても、重くても、サクサク動いて、画面が見やすいというのが、自分にとっては最良と言うことだ。
では、個々の特徴を見ていこう。
まず、外見的な特徴がキーボード。SR-G10000のキーボードは、電子辞書として群を抜く完成度であり、所謂モバイル製品のキーボードとして見ても、秀逸だと感じる。そのキータッチは、言い過ぎかも知れないが、ちょっとしたノートPC並み。配列はASCII配列に近く、ローマ字入力を基本操作にしているので平仮名の刻印が無くてデザイン的にもすっきりしている。このキーボードで、PDA をつくってくれたら文章書き用に買うかも知れないと思う。
画面はフルVGA(!)の反射型液晶。ノートPCならまだしも、電子辞書にフルVGAを載せる勇気が凄い。価格は高くなるし、ボディも大きくなってしまう。しかし、結果として少ないスクロールで多くの文章が表示できるし、フォントも綺麗だ。また、解像度を生かしたUIが搭載されており、操作全般がしやすくなっている。画面デザインの基本は、テキストベースの分割ウインドウ方式だが、画面の広さを生かした秀逸なデザインだ。細かい操作形態については後ほど述べることにする。
肝心の速度について言えば、相当速い。搭載する全ての辞書を前方一致でリアルタイムに横串検索できるのだが、その絞り込み速度の感覚は、ほぼリアルタイムであり、個々のコンテンツへのジャンプについても、ストレスを全く感じないのだ。
コンテンツは、英語だけに絞りきった 15辞書。ライセンス料が安そうな辞書を数だけ揃えるのとは真逆の方向性に好感が持てる。基本のジーニアスとリーダーズでだいたい事足りるが(まあ、そんなヤツにこの機種はいらない、と言われそうだが)英英辞典も充実している。ジーニアスには主要な単語の音声が収録されているが、本体がでかいだけあってスピーカーが内蔵されており、ヘッドフォン無しで発音が聞けるのも良い。(意外とスピーカーが無い機種というのがある)紙の辞典を使っていないので、今はどうなのか分からないが、電子版の容量を生かして、単語の語源・由来までかなりちゃんと出ているのも、良い。Britannica Concise Encyclopadia は読んでも面白いし、発音からスペルが出てこないときには、カタカナ英語辞典が意外と役に立ったりする。
操作形態として優秀だと思う点は、2つ。1つは入力モードの切り替えと、検索対象辞書の切り替えが一つになっていること。つまり、英和系の辞書検索画面ではアルファベット直接入力に、和英系の辞書検索画面ではローマ字入力に、勝手に切り替わる。かな入力が切り捨てられているわけだが、これによって操作が一つ減り、キートップもすっきりした。(かつての僕のように)カナ入力の人にとっては困った話だが、利用頻度を考えると、この設計は良い。
二つ目は「戻る」という機能。これはかなり画期的。「戻る」と言う機能は、スペースキーの右隣に「戻る」キーが割り当てられており、ほとんどのコンテキストで、丁度ブラウザの戻るボタンのように、直前に表示した辞書のページに戻ることができる。つまり、何か単語を調べ、その説明の中に出てきた単語を更に調べ(ジャンプというボタンを使うと、検索結果の中のあらゆる単語から再検索ができる。電子辞書では普通の機能のようだが、PCの辞書ソフトではそういう機能は無い場合が多い)その結果から更に、という風にどんどん検索していっても、戻るボタンで幾らでも前に戻ることが出来るのだ。これはかなり快適。(逆にブラウザに戻るボタンが無かったら、どんなに不便か想像してみてください)
なお、僕が買う前に一つだけ懸念したのが、電源方式だ。家の電池はeneloop化しているので、単4が良いのだが、SR-G10000はリチウムイオンバッテリの充電式のみ。これは旅先で困るんじゃないかな、と考えてしまった。実際には、バッテリの持ちはかなり良くて、使い方にもよるだろうけれど、半月とか一ヶ月とかはなんとなく使えてしまう。付属のACアダプタは携帯電話用ぐらいの大きさなので、いざとなったら持って行くことは可能だと思う。
さて、この製品、定価は高いが発売されてから時間も経っており、店によっては半分ぐらいの値段で売られている。楽天でも何店かで扱いがあるし、意外なことに、現在は amazon が一番安い場合が多いようだ。(ミーレもこのパターンだった)
この電子辞書に切り替えて数カ月、明らかに辞書を引く機会が増えたと思う。動作が速いし、きちんとした訳語を出してくれる(辞書がまとも)ので、使う気が起きるのだ。辞書としての魅力というのは、使っていかないとなかなか分からないし、実際に自分がどの程度ここまでの辞書を使う機会があるのかは、実はあまり分からないのかも知れないが、モノとしての確かな魅力があるのも確かだ。ちなみに、筋金入りの(つまり リアルタイムにSE/30に大金をつぎ込んでいたような) Mac ユーザの知人はSR-G10000を少しいじって「これで、Mac OSが乗ってさえいたら最高なんだけど」と言っていた。
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